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《 制作エピソード 》SUBPAD_04(100×170×1.5cm)

クライムヘッズの新作サブマット、SUBPAD_04(サブマット4)ですが、10月中旬より順次納品開始しました。

クライムヘッズでは2021年に新たなサブマットを2種類リリースしました。
いづれも既存サブマットの大型バージョンという位置付けになります。

薄型サブマットについては既存ラインナップのSUBPAD_03(100×80×1.5cm)を好んで使っていましたが、去年あたりからサブマットの既存ラインナップではカバーしきれない状況があると感じ始めた。その中の一つに、SUBPAD_03がもっと大きかったら…と感じる事があり、ブラッシュアップを計りながら製品化に至りました。

 

薄型サブマットのメリットとは

一般的なサブマットの厚みは2.5~3cmですが、この厚さになると傾斜の強い岩や斜面など、クセのあるシチュエーションにおいて、サブマットを適切にフィットさせる事が難しく、頭を悩ませる事があります。

SUBPAD_04はマットの厚みを1.5cmまで薄くしました。
この厚みになると上記の状況においても対応範囲がグッと広がり、よりクライミングに集中する事が可能です。
 
 
170×100cmという高面積を生かし、複数敷かれたメインマットの隙間を塞ぐ目的としても使われています。
近年、複数のマットが敷き詰められているような状況において、着地への意識が希薄し、大怪我に繋がるケースが見受けられます。
そのようなリスクを軽減するための効果的な使用方法の一つです。
 
 

スラブ課題など、不意落ちの可能性がある場面にはメインマットの隙間をしっかり塞ぎましょう

 

更なる使いやすさを求めて

持ち運びは手持ち、ショルダー掛け、マットの外付けの3wayになります。
SUBPAD_04は厚みが8cm程度あり、メインマットに挟み込んでの持ち運びが現実的ではありません。
 
ここが1番の課題でした。このサブマットを手で持たずに運ぶ方法をずっと考えていました。そこで出た結論は、ショルダーバンドを脱着可能なデザインにし、メインマットに括り付けできるよう設計しました。
バンドは100〜230cmの長さ調整が可能ですので、他社製品を含めたほとんどのメインマットに対応しています。

ベルト幅が約4cm。1本でメインマットの括り付けが可能なタフな奴です。
 
 
SUBPAD_04 (100×170×1.5cm)
https://climbheads.com/product/subpad_04/

 

SUBPAD_03 (80×100×1.5cm)
https://climbheads.com/product/subpad_03/